こんな疑問をお持ちの方は、ぜひ今回のレビュー記事をご覧ください。
今回はAmazon格安中華タブレットの代表と言っても過言ではないDragon Touchの2019年モデル「Dragon Touch MAX10」をご提供頂いたので、好き勝手レビューしていこうと思います。
過去にDragon Touchのメーカーについて調べたことがありますが、Dragon Touchは中国の深セン市に本社を置く家電メーカーです。
中国の格安タブレットと言えば、日本ではそこまで良い印象がありませんよね。価格が安いからと言って購入しても、すぐに壊れてしまったら意味がないので、格安タブレットを買う時はその点だけが本当に不安なのです(;´・ω・)
先に言っておくと、今回のDragon Touch MAX10はその点は大丈夫です。筆者が実際に数日間使っている分には問題なく動いていますから。
タップできる目次
Dragon Touch MAX10は、日本のAmazonで買える中国製タブレットです。いわゆる「中華タブレット」と呼ばれているやつです。中華タブレットは年々性能が良くなってきており、最近は価格の安いモデルでも十分使えます。Dragon Touch MAX10の価格は18,999円ですが、セール次第では大体15,000円前後辺りで販売されているのでまさに「格安」です。
ただし価格が安いということは、性能も低いということなので、しっかりと身の丈に合った使い方をしないとストレスを感じてしまいます。今回のDragon Touch MAX10も、そういう類のタブレットです。
簡単に言ってしまえば、性能の低いタブレットでゲームをプレイしたり、長時間のネット作業は厳しいということです。
Dragon Touch MAX10のAnTuTuベンチマークスコアは9万ほどしかありません。普段使いであれば十分使えるレベルのスコアですが、やはりゲームアプリはカクつく可能性が高いでしょう。(アプリにもよりますが)
その点をしっかりと理解した上で、Dragon Touch MAX10を選ぶかどうかを決めましょう。
ちなみにAnTuTuだけでなく色んなベンチマークスコアを測定した記事があるので、興味のある方はそちらもチェックしてみてください。
そんなDragon Touch MAX10の特徴は以下の通り。
15,000円で買える格安タブレットの割に扱いやすい仕様となっております。
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メーカー | Dragon Touch |
---|---|
OS | Android 9.0 |
動作性能 | SC9863Aオクタコア/3GBRAM AnTuTu8:9万 |
ストレージ | 内部32GB/外部128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ/1920×1200 FHD+ IPS |
カメラ | 背面:200万画素 前面:200万画素 |
バッテリー | 5000mAh |
防水防塵 | 非対応 |
通信 | Wi-Fi:2.4GHz/5GHz |
サイズ | 約240.8 x 167.5 x 8.7mm/約550g |
カラー | ブラック |
参考価格 | 15,000円前後 |
それでは実際にDragon Touch MAX10を開封していきます。
Dragon Touch MAX10のカラーは「ブラック」です。10型タブレットなのでかなり大きい。
箱を開けると本体登場。
付属品はこんな感じです。少し雑に思えますが、まあ安いので良しとしましょう…。
はじめはしっかりと保護フィルムが貼られています。
当たり前ですが剥がします。剥がすと少し分かりにくいですが普通に使える液晶保護フィルムも貼られていました!これは普通に嬉しい。
背面にも保護フィルムが貼ってありましたが、剥がした後の画像しかありませんでした。
背面のアップはこんな感じ。筆者好みの質感ではありませんが、まあ悪くはないですね。ちなみに端末の下の方に技適マークがあります。
正面右側には「電源ボタン」「ボリューム上下ボタン」「リセットボタン」が配置されています。
正面左側は何も配置されていません。
端末の上面にはUSBポートが配置。ちなみにUSB Type-Cが採用されています。またその近く背面にはSDカードスロットが配置されています。
端末の底面にはスピーカーが2つ配置されています。
ついでに重量を測ってみると561.5グラムでした。カタログスペックでは約550gと記載されておりましたが、実際は11.5グラムも重かったです。ただ保護フィルムを剥がしていないので、その分の重量もありますね。
付属品をチェックしていきましょう。まずこちらはACアダプター。10W出力に対応。
こちらは充電ケーブルです。
Type-A to Cです。格安ながらType-Cに対応しているのは良いですね。
こちらはDragon Touch MAX10の保証書です。
こちらは取り扱い説明書です。日本語にも対応していました!
Dragon Touch MAX10の付属品をまとめると以下の通り。
Dragon Touch MAX10は、10.1インチ(1920×1200)のIPSディスプレイが搭載されています。見た感じベゼルは細いわけではありませんが、古い端末のように極太ってわけでもないので合格。
ディスプレイは悪くないと思います。
こちらはVANKYO S30(右)との比較画像です。VANKYO S30もMAX10と同じく1920×1200の10.1インチIPSディスプレイ搭載。
Dragon Touch MAX10にフィルムが貼ってあるせいで分かりにくいですが、横のベゼルはDragon Touch MAX10の方がわずかに細いです。
下のベゼルに関してもわずかにDragon Touch MAX10の方が細いですね。
一番意外だったのが視野角の差です。輝度マックスで視野角を見てみたところ、同じIPSディスプレイなのにVANKYO S30の方が見にくくなりました!
ちなみにこちらはDragon Touch MAX10と有機ELディスプレイ搭載スマホを比較した画像。有機ELディスプレイはさすがの明るさで、視野角を変えても色の変化もかなり少ない。強い。
というわけでディスプレイ性能は、視野角の広さだけで言えば、VANKYO S30よりも勝っているという結果に。
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実際にDragon Touch MAX10を数日間使ってみて感じたDragon Touch MAX10のメリット3つをご紹介します。
Dragon Touch MAX10はWi-Fi2.4GHz帯のみの対応ではなく、しっかりと5GHz帯にも対応しています。これによって他家電と混線した場合などに、2.4GHz帯と5GHz帯を切り替えて使うことができます!格安タブレットだと5GHz帯に対応していない場合がありますが、Dragon Touch MAX10はしっかりと対応していたのでグッド。
ディスプレイ性能を紹介する時に触れましたが、Dragon Touch MAX10は視野角が広いので、少し横の角度からも画面を見る事ができます。
視野角の狭いディスプレイだと、正面からしか画面を見る事ができないので、これはDragon Touch MAX10を選ぶメリットの一つと考えてよいでしょう。
Dragon Touch MAX10は5000mAhの大容量バッテリーが搭載されております。あくまで数時間使ってみた感想ですが、バッテリー持ちはそこそこ良いと感じました。というのもこの数日間は実験のためにYoutubeの再生やベンチマークスコアの測定など、かなり頻繁にタブレットを触っていたのですが、最終的に36%もバッテリーが残っていましたからね。
こちらは「Work2.0 battery life」というバッテリーテストアプリのスコアです。バッテリー80%分の駆動時間を計測してくれます。
参考:Dragon Touch MAX10のバッテリー持ちはそこそこ良い!【Work2.0 Battery Life】
逆に使ってみて悪かったところも紹介しておきます。
Dragon Touch MAX10はAnTuTuベンチマークスコアが9万です。これだけのスコアがあれば普段使いは問題ありませんが、さすがにゲーム系のアプリをプレイするには馬力不足です。
CODモバイルの初期グラフィック品質は「低」で、初期フレームレートは「標準」でした。とは言えCODモバイルは何気に低スペックでも動くので、実際にプレイしてみるとモッサリ感はあるものの、ある程度プレイできました。
PUBGモバイルの初期クオリティは「スムーズ」で、初期フレーム設定は「中」でした。PUBGモバイルはダメですね。視点を動かすときにカクつくので、対人戦は厳しそう。
またDragon Touch MAX10で荒野行動もプレイしてみましたが、横を見るたびにカクつくのでまともにプレイできませんでした(;´・ω・)
画像の通り、Dragon Touch MAX10はとにかく指紋が目立ちます。ぶっちゃけタブレットだからどうでもイイかもしれませんが、もし出先で使うのであればちょっと恥ずかしいですよね。残念ながら付属品にケースはなかったので、専用ケースを買う必要があります。
Dragon Touch MAX10は、最大128GBまで外部ストレージを利用することができます。背面にSDカードスロットが用意されていますが、このフタ、マジで硬すぎですw
正直はじめに外せた時は「割れちゃった!?」って思うぐらい不自然に開きました。これが個体差なのか、この端末の仕様なのかは不明。とにかく硬い。
ちなみに初期ストレージは6.57GB(21%)使用されています。Dragon Touch MAX10の内部ストレージは32GBなので、自分で使えるのは25GBほど。
ストレージ種類は「eMMC」なので、転送速度は並かそれ以下。こちらの記事にてストレージスコアを測定しています。
カメラ画素数は200万画素なので、そこまで期待できません。ただし最近はビデオ通話の需要が高いので、インカメラの性能も重要です。
背面カメラでパッケージを撮影してみました。比較対象としてVANKYO S30(右)でも撮影してみました。
背面カメラはVANKYO S30の方が画質が良く、実際に目で見た色味に近いです。
次にインカメラでの撮影。Dragon Touch MAX10のインカメラはひどいですね。
色温度の関係なのか赤みがかっていますし、輪郭などがハッキリしていません。これはむしろ800万画素を搭載しているVANKYO S30が優れているからこその結果かもしれません。
というのも元々タブレットのインカメラにこだわる必要なんて無かったですし、最近は例のウイルスのせいで本当にビデオ通話が流行っていますよね(;^ω^)
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正直格安の中華タブレットにそこまで期待していませんでしたが、Dragon Touch MAX10は、実際に使ってみるとかなり万能だと思いました。
良い所と言えば「視野角の広さ」ぐらいですが、致命的な弱点やデメリットが特に無かったので、価格の安いタブレットを探している人に是非おすすめしたいです!
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